Steller's Sea Cow (Photo)
| Name: | Rarity: | Type: | Obtained From: | Illustrator: | Limited: | Name (JP): | ID: | |
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| Steller's Sea Cow | Friend Story | yoshizuki | No | ステラーカイギュウ | 6472 | |||
| Stat | Base | Max | ||||||
| Stamina | 301 | 903 | Unique Trait | 自身のたいりょくが80%以上のとき 自身の被ダメージが8%減少する 自身のたいりょくが80%以上のとき 自身の被ダメージが10%減少する | ||||
| Attack | 42 | 126 | ||||||
| Defense | 286 | 858 | ||||||
| Story | <動物コメント> ◎動物生態学者 高屋浩介 「カイギュウ」と聞いて、どのような動物を思い浮かべますか? 響きがカイジュウ(怪獣)に似ているなと思った人もいるかもしれませんが、カイジュウではなくカイギュウ(海牛)です。身近な例でいえば、マナティーやジュゴンのことを「海牛目」に分類しています。漢字のごとく、牛のような大きな体でゆったりと動く草食動物です。ステラーカイギュウは、1741年に探検家のステラーによって発見されたのでこの名前がつけられました。この動物は海牛の仲間で最大の種であり、成体の体長は最大9mにも達したと言われています。ジュゴンの成体の体長が約3mなので、いかに大きいかが分かります。 でも、ステラーカイギュウはなぜこんなに大きかったのでしょうか?一説によれば、これは寒さへの適応の結果と言われています。彼らは極寒のベーリング海に生息していました。寒い地域で哺乳類が生き残るためには大きく2つのやり方があります。ひとつは体毛で防寒対策をすること。例えば、ラッコはスリムな身体ですが密集した体毛で寒い地域でも元気に暮らせます。もうひとつは厚い脂肪の層で防寒対策をすること。これは、ぽっちゃりしたアザラシをイメージすると良いかもしれません。ステラーカイギュウは分厚い脂肪で防寒対策をしていたので体が大きかったと言われています。 あれ?ステラーカイギュウの説明がどうして過去形になっているの?とお気づきの方も多いかもしれません。そう。悲しいことに私たちは生きたステラーカイギュウの姿を見ることはできません。ステラーカイギュウは1741年に発見されたものの、1768年には絶滅しました。絶滅の原因は、肉や脂肪を目当てにした人間による乱獲。動きがゆっくりで大きな体のステラーカイギュウは簡単に捕まえることができるコスパの良い獲物だったことでしょう。さらに、ステラーカイギュウが社会性を持つ動物だったことも悲劇の要因かもしれません。当時の記録には、ステラーカイギュウを捕獲した際に、周囲の個体が仲間を助けようとして集まってきていたという記述があります。この優しさゆえに、彼らは捕りたい放題の動物だったのかもしれません。「でかくて、旨くて、捕獲しやすい」。ハンターからすればこれ以上ないほど魅力的な3拍子が揃ったステラーカイギュウは発見から30年も経たないうちに地球上から消えてしまいました。考えても仕方がないですが、少し切ない気持ちになりますね。 でも、過去は変えることはできませんが、未来は変えることができます。RADWIMPSのオーダーメイドという曲の中に「強い人より優しい人になれるように」という歌詞がありますが、人には動物を絶滅させてしまう一面もありつつ、絶滅しそうな動物を救いたいと思う優しい一面もあります。彼らに思いをはせながら、第二のステラーカイギュウを生み出さないようにしたいですね。 (2024年10月公開)<イラストタイトル> 海で浮いているステラーカイギュウの群れ ――おだやかで平和なひととき <動物コメント> ◎動物生態学者 高屋浩介 「カイギュウ」と聞いて、どのような動物を思い浮かべますか? 響きがカイジュウ(怪獣)に似ているなと思った人もいるかもしれませんが、カイジュウではなくカイギュウ(海牛)です。身近な例でいえば、マナティーやジュゴンのことを「海牛目」に分類しています。漢字のごとく、牛のような大きな体でゆったりと動く草食動物です。ステラーカイギュウは、1741年に探検家のステラーによって発見されたのでこの名前がつけられました。この動物は海牛の仲間で最大の種であり、成体の体長は最大9mにも達したと言われています。ジュゴンの成体の体長が約3mなので、いかに大きいかが分かります。 でも、ステラーカイギュウはなぜこんなに大きかったのでしょうか?一説によれば、これは寒さへの適応の結果と言われています。彼らは極寒のベーリング海に生息していました。寒い地域で哺乳類が生き残るためには大きく2つのやり方があります。ひとつは体毛で防寒対策をすること。例えば、ラッコはスリムな身体ですが密集した体毛で寒い地域でも元気に暮らせます。もうひとつは厚い脂肪の層で防寒対策をすること。これは、ぽっちゃりしたアザラシをイメージすると良いかもしれません。ステラーカイギュウは分厚い脂肪で防寒対策をしていたので体が大きかったと言われています。 あれ?ステラーカイギュウの説明がどうして過去形になっているの?とお気づきの方も多いかもしれません。そう。悲しいことに私たちは生きたステラーカイギュウの姿を見ることはできません。ステラーカイギュウは1741年に発見されたものの、1768年には絶滅しました。絶滅の原因は、肉や脂肪を目当てにした人間による乱獲。動きがゆっくりで大きな体のステラーカイギュウは簡単に捕まえることができるコスパの良い獲物だったことでしょう。さらに、ステラーカイギュウが社会性を持つ動物だったことも悲劇の要因かもしれません。当時の記録には、ステラーカイギュウを捕獲した際に、周囲の個体が仲間を助けようとして集まってきていたという記述があります。この優しさゆえに、彼らは捕りたい放題の動物だったのかもしれません。「でかくて、旨くて、捕獲しやすい」。ハンターからすればこれ以上ないほど魅力的な3拍子が揃ったステラーカイギュウは発見から30年も経たないうちに地球上から消えてしまいました。考えても仕方がないですが、少し切ない気持ちになりますね。 でも、過去は変えることはできませんが、未来は変えることができます。RADWIMPSのオーダーメイドという曲の中に「強い人より優しい人になれるように」という歌詞がありますが、人には動物を絶滅させてしまう一面もありつつ、絶滅しそうな動物を救いたいと思う優しい一面もあります。彼らに思いをはせながら、第二のステラーカイギュウを生み出さないようにしたいですね。 (2024年10月公開) | |||||||
| Update History: | 25 January 2024: Added to Kemono Friends 3. | |||||||