Black Leopard (Photo)
Name: | Rarity: | Type: | Obtained From: | Illustrator: | Limited: | Name (JP): | ID: | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Black Leopard | ![]() |
![]() |
Friend Story | yoshizuki | No | クロヒョウ | 6068 | |
Stat | Base | Max | ||||||
Stamina | 217 | 650 | Unique Trait | |||||
Attack | 210 | 628 | ||||||
Defense | 88 | 262 | ||||||
Story | <動物コメント> ◎自然映像作家 栗山 定 ブラック・パンサーと言えば、最近ではマーベルの映画を思い浮かべる人も多いだろう。超人的な力や鋭い感覚を備え、戦闘能力が高いイメージだが、こちら本家「クロヒョウ」も高い身体能力を持つハンターだ。その名からは黒いヒョウの一種と思われやすいが、実際は種としては普通のヒョウと同じ。すなわち、クロヒョウは、遺伝子の変異により、黒い色素が多くなったヒョウの黒化型(メラニズム)である。実際、よく見ると通常のヒョウ同様、梅の花のような模様があることがわかる。このメラニズムは潜性遺伝することもわかっている。da Silva ほか(2017)によれば、クロヒョウはヒョウ全体の11%程度。アジアの湿った森に多く現れ、乾燥したサバンナなどでは滅多に見られない。このことから、ヒョウのメラニズムは、湿度が高い森林への適応と考えられる。Brutt and Ichida(2004)によれば、ある種の鳥類では、湿度が高い環境において羽毛を分解する細菌に対する抵抗性が、色の濃い羽毛の方が明るい色の羽毛より高いという。ほ乳類についても同じような選択圧があるのではないかと考えられるのだ。クロヒョウは、19世紀に唱えられた、グロージャーの法則(ある種の恒温動物では、多湿な環境に棲むものの方がより乾燥した場所に棲むものより色が濃いという生物地理の法則)に合致するものとして注目される。 (2020年12月公開)<イラストタイトル> 漆黒の闇夜に包まれるクロヒョウ ――妖しき息吹を漂わせながら <動物コメント> ◎自然映像作家 栗山 定 ブラック・パンサーと言えば、最近ではマーベルの映画を思い浮かべる人も多いだろう。超人的な力や鋭い感覚を備え、戦闘能力が高いイメージだが、こちら本家「クロヒョウ」も高い身体能力を持つハンターだ。その名からは黒いヒョウの一種と思われやすいが、実際は種としては普通のヒョウと同じ。すなわち、クロヒョウは、遺伝子の変異により、黒い色素が多くなったヒョウの黒化型(メラニズム)である。実際、よく見ると通常のヒョウ同様、梅の花のような模様があることがわかる。このメラニズムは潜性遺伝することもわかっている。da Silva ほか(2017)によれば、クロヒョウはヒョウ全体の11%程度。アジアの湿った森に多く現れ、乾燥したサバンナなどでは滅多に見られない。このことから、ヒョウのメラニズムは、湿度が高い森林への適応と考えられる。Brutt and Ichida(2004)によれば、ある種の鳥類では、湿度が高い環境において羽毛を分解する細菌に対する抵抗性が、色の濃い羽毛の方が明るい色の羽毛より高いという。ほ乳類についても同じような選択圧があるのではないかと考えられるのだ。クロヒョウは、19世紀に唱えられた、グロージャーの法則(ある種の恒温動物では、多湿な環境に棲むものの方がより乾燥した場所に棲むものより色が濃いという生物地理の法則)に合致するものとして注目される。 (2020年12月公開) | |||||||
Update History: | 17 December 2020: Added to Kemono Friends 3. |